交番に車の被害届を出したら、後日、本署に被害届の受理番号を聞くように言われました。
電話でもよかったのだけど、直接聞いたほうが確実だと思い、買い物ついでに本署を
尋ねました。
受付で、被害届の番号を聞きにきました、と告げると、係の人が担当部署に電話をし、
○階の刑事課に行ってくれと言いました。
え?番号だけなのにわざわざ刑事課へ?なんかおおげさ~。
エレベーターで刑事課の階へ行くと、非常扉みたいな窓のない鉄製ドアがいくつも並んで
いて、そこの一つに刑事課と書いてありました。
受付から伝わっているとは言っても、入りづらいなぁ。
こそっと開けたら刑事の鋭い目がいっせいに私に注がれそうでこわい。
しばらくまごまごしていると、黒いジャンパーを着た若い(かわいい♪)男性がやってきて
中に入ろうとしたので、
ゆきた:「すみません♪ 警察の方ですか?」
かわいい男性:「ええ、そうですけど?」
ゆきた:「○○と申しますが、○日に○○交番で出した被害届の受理番号をこちらで聞くように受付で言われましたので・・・。」
かわいい男性:「あ、ちょっとお待ちください。」と言って私服刑事さんであろう(かわいい♪)男性は中に入っていきました。
ひまなので、まわりをきょろきょろ。
あ、あっちが留置所なんだな。
すごいところへ来てしまったな、私。
なんだか無味乾燥な場所でつまんないなぁ。
あーあ、あくびが出そう。
・・・しかし、待てど暮らせどかわいい刑事さんは出てきません。
時折、こわそうなおじさん刑事たち(全然興味ないもん)がけげんな顔をして
「なにかっ?」と聞いてきます。
ゆきた:「はい・・・、被害届の受理番号を調べていただいています・・・」長ネギがのぞいているスーパーのレジ袋を持ったおばさんはちっとも不審じゃないと思うけどな。
ギィー
あ、2人の男性が息をはずませながら駆け出てきた。
すわ、事件か!
と思ったらさっきのかわいい刑事さんがワイシャツ&ネクタイ姿のおにいさんを
連れて出てきたのでした。
かわいい刑事さん:「はぁはぁ、ただいま係の者が席をはずしてまして。被害の内容を説明してくれませんか?」とペンとメモを手にしながら私に言いました。
『ええ~?私の名前と交番名と日付でわかんないのかな。まさか興味本位で!?
チカンや下着の盗難じゃないので聞いてもつまんないのに。』と思いながらも
だいたいの内容を話しました。
かわいい刑事さんは熱心にメモをとっています。
そして、かわいい刑事さん&ネクタイくんは、少々お待ちください、と言って
連れだってまた中へ。
うーん、こんども時間がかかっている・・・。
係の人が席をはずしているのはウソで、実は書類がどこへいったかわからないのでは?
それとも今からあわてて受理するために時間稼ぎとか。
いろいろと疑いたくもなってしまいますよん。
たぶん中で書類をひっくりかえして大騒ぎになっているんだろうな。
ギィー。
またまたおおあわてで2人が出てきました。
かわいい刑事さん:(メモを見ながら) H358です。(もちろん架空番号ですが *ゆきた注)
ゆきた:えーと、H358ですね?Hでいいですね?もちろん、NとHと見間違いしてなかったかの確認です。
Hは被害届の頭文字Hなのか、案外単純だな、と後で思いました(^^ゞ
かわいい刑事さん:はい、アルファベットのHです。
ゆきた:358ですね。(私もメモをとったので自分のためにも
確認しながら言ってみたのです)
かわいい刑事さん:(急に顔つきが鋭くなり)あ?358だったっけ?とネクタイくんに聞き、二人でまたかけ足で部屋に戻っていきました。
メモまでとって間違えるわけないでしょ。
ま、ご丁寧に確認に戻ったわ。
またまたドアが開き、ネクタイくんが、
「すみません、357でした。」
ちゃんちゃん♪
<結論>
おまわりさんは数字に弱い・・・人もいる
<後悔>
勇気を出して刑事課のドアを開けて中を見てみたかった!