クリスマスケーキを今年は近所のデパートで予約することに
しました。
開店10分後に到着したのですが、それでも早く行き過ぎて
鼻息荒らそうで恥ずかしいな、と思いつつ予約コーナーへ。
・・・が、すでに長蛇の列。
みんな鼻息がほんとうに荒かったのです。
前の女性と、「びっくりしましたねぇ、甘かった!」なんて会話を
かわしたり、後ろのおじさんと「たくさん待つんでしょうね。」などと
結構和気あいあいの雰囲気ながらも、同じものを頼みませんよう
に、とこちらの手のうちを見せないように警戒しながら複雑な
思いで待ちます。
少しすると係の男性が、「10点限りのものはむずかしいかも
しれません。」と案内するようになりました。
すると、互いに警戒していたかもしれない(私だけか?)人々が
「私はこれなんですよぉ。」と急にうちとけ始めました。
うーん、やはり同じものを希望してますね~。
さすが、イタリアのPは人気があります。
みんな予約できればいいですね、となんだか同志のような連帯感が
生まれはじめました。
予約カウンターにすわるちょっと前にあらかじめ希望を聞かれます。
私の前の前の女性が私と同じ「28番」と係に告げると、「申し訳
ございません。もう売り切れました。」とのことでした。
そうか、仕方ないや、第3希望まで用意していてよかった、と思いました。
第2希望がとりあえず押さえられてほっとしたところに、私の次のおじさんの声が
しました。
おじさん:「28番!」
(それはもうないのよ、おじさん。)
係の女性:「申し訳ございません、売り切れました。」
来年からはお互いにもっと早く来ましょうね、とおじさんをなぐさめようと
した瞬間、
おじさん:なにぃ<`~´>
それじゃ予約にするのはおかしいじゃないか(意味不明)
責任者を出せぃっ<(`^´)>
絶対に作ってもらうぞ!(強引)
あーあ、おじ山(おじさん)が噴火してしまった。
おじさんは横のほうで、男性責任者と話しています。
おじさん:子供が選んだんだんだぞ!(・・・だからなに?)
絶対に作れよっ<`ヘ´>
その後私はカウンター席で正式な申し込みをしていました。
すると隣に例のおじさんが・・・。
おじさん:28番!
係の女性:申し訳ありません、それは売り切れました。
おじさん:なにぃ!(怒)
話が違うぞ。作ってもらえるんだぞ。(え?ほんと?)
さて、その後はどうなったかはわかりませんが、
このごり押しおじさんの言動は信じられないですよね~。
もし、デパートが折れておじさんを特別扱いしたらいやだなぁ。
本当にほしかったらもっと大きなデパートやそのお店の本店で予約すればいいのにね。
それよりもやっぱり、今年のことを教訓に来年は開店前から並びましょうね。
ケーキは甘いですが、人生は甘くないのですから。